美髪改善記事
髪質改善と縮毛矯正の違いとは?どっちがいいの?

髪質改善と縮毛矯正の違いとは?どっちがいいの?

ヘアサロンのメニューで目にする機会が増えている「髪質改善」。テレビやネットなどで情報が飛び交う中、髪質改善という言葉がひとり歩きして、本来の意味とは別のイメージで捉えられていることが多いのをご存知でしょうか。例えばよく見られる傾向のひとつが「髪質改善=縮毛矯正」という認識。間違いではありませんが、これだけの情報だとザックリしすぎていますよね。このコラムでは、髪質改善との違いについて質問が多い「縮毛矯正」に注目。縮毛矯正をしようと思っている、または興味を持たれている方の選択肢が広がるよう、髪質改善と縮毛矯正の違いについて、しっかり解説していきます。

縮毛矯正とは髪質改善の方法の1つ

まず大前提として覚えておきたいのが「髪質改善」という方法の中に「縮毛矯正」が存在することです。そもそも髪に対する悩みは、人それぞれ違います。髪のパサつきを改善したい方もいれば、ハリコシ艶がほしい、クセ毛をどうにかしたい、髪のボリュームを抑えたい方もいる・・・こうした髪の悩みに合わせて髪質改善トリートメントを選んでいくというイメージです。

「髪の悩みに合わせる」ここに焦点を当てて髪質改善を考えると、クセ毛をのばしたいなら縮毛矯正、髪にハリやコシ艶がほしいなら酸熱トリートメントといった具合に、髪の状態や悩みに合わせた髪質改善を選んでいくのが通常の流れです。そしてこの選択肢のひとつに「縮毛矯正」があると考えていくと、どの髪質改善を選ぶか自分でも何となく「私はこっちかな?」と判断できるようになります。

縮毛矯正は髪質改善メニューのひとつですが、髪髪の状態や傷み具合によっては縮毛矯正でない別の髪質改善トリートメントが良い場合もあります。自分で判断できない場合は、美容師さんの意見を参考にしてみましょう。

縮毛矯正とは?ストレートパーマとの違い

髪質改善トリートメントのひとつとされる縮毛矯正は、ストレートパーマとも混合されやすい施術です。一般的な縮毛矯正の流れを紹介しつつ、ストレートパーマとの違いをチェックしていきたいと思います。

縮毛矯正のやり方

美容室によってやり方が違うこともありますが、一般的な縮毛矯正のやり方は以下の通りです。

1.カウンセリングで髪の悩みや状態をチェック2.シャンプー台で洗髪3.クセの強さに合わせた最初の薬剤を塗布して放置4.薬剤を洗い流してドライヤーで乾かす5.アイロンなどで熱を加え、髪をストレートにする6.別の剤を塗布して放置7.洗い流してアフター処理

縮毛矯正にかかる時間は、平均して2〜3時間くらい。すべての美容室に当てはまるわけではありませんが、縮毛矯正は施術の途中でアイロンを当てて髪を真っ直ぐにすることが多いようです。

ストレートパーマとの違い

似たような施術と思われやすい縮毛矯正とストレートパーマですが、それぞれの施術には明確な違いがあります。まず、縮毛矯正の目的は「クセ毛の矯正」です。強いクセやうねり、ボリュームに悩んでいて、それを何とかしたい!と強く思っている方に向いています。

その一方、ストレートパーマは「パーマヘアをまっすぐに戻す」が目的です。かけたパーマを落としたい、微妙なクセをなくして自然にボリュームダウンさせたい方に最適です。ストレートパーマは平均して3ヶ月くらいの持ちといわれていますので、もし縮毛矯正と悩まれている場合は、ストレートパーマから始めると安心感があっておすすめです。

縮毛矯正するとどうなる?

髪質改善による縮毛矯正は、髪のクセを伸ばして扱いやすくしてくれる施術です。縮毛矯正するとどうなるのか?メリットとデメリット、それぞれまとめてみました。

縮毛矯正のメリット

縮毛矯正の最大の特徴は、ガンコな髪のクセを伸ばすこと。かなり強いクセやうねりであってもツヤのあるさらさらストレートが叶えられ、縮毛矯正をかけた場所は半永久的にキープできるといわれています。さらに嬉しいことに、縮毛矯正をかけてしまえば、梅雨の時期や夏場にありがちな湿気による広がりやうねりといった悩みに解放される事例が多く見られています。毎日の生活でも、朝起きたときの寝グセが軽減できるため、朝の支度が一気にラクになったという感想をよく耳にするのが、縮毛矯正のメリットと言えるでしょう。

縮毛矯正のデメリット

縮毛矯正をかけた髪は、驚くほど真っ直ぐなストレートになります。そのため、元のクセ毛が根元から生えてくると境目部分がはっきり出てしまい、ここに違和感を感じることが少なからずあります。また、縮毛矯正に使う薬剤は、カラーやパーマに使うものより強い薬剤。少なからず髪に負担を与えるため、いかにして最小限のダメージに抑えられるか美容師の知識やスキルも重要です。

そもそも「髪質改善」とは?

記事の冒頭で「縮毛矯正は髪質改善のひとつ」とお伝えしましたが、近年の縮毛矯正は、できるだけ髪を傷めない施術に重きを置くヘアサロンが増えている傾向にあります。ヘアダメージを最小限に抑えながらガンコなクセ毛をキレイに伸ばし、扱いやすい髪にする・・・こうしたプロフェッショナルな知識と技術、そして意識を持つ美容師さんに施術してもらいたいと考える方も多くいます。髪質改善そのものについてもっと詳しく知りたいという方は、酸熱トリートメントやハイドロトリートメントなど他の髪質改善について解説している下記の記事をチェックしてみてください。

髪質改善とは?美髪を目指す人に知ってほしいトリートメント

縮毛矯正と同時に髪質改善しよう

ハリとコシ艶のあるキレイな髪を目指す、つまり髪質改善を意識した縮毛矯正を目指す場合、縮毛矯正と同時に髪質改善トリートメントのひとつ「酸熱トリートメント」を併用する方法があります。例えば、縮毛矯正を施術して数ヶ月後、生え際のクセが目立ってきたため2回目の縮毛矯正をするときに、縮毛矯正と髪質改善(酸熱トリートメント)を併せてやるパターンがあるようです。

そのやり方はヘアサロンによって異なりますが、一例を挙げるとクセが強い根元に縮毛矯正の薬剤を塗布、すでに縮毛矯正されている部分には髪質改善トリートメント(酸熱トリートメントなど)の薬剤を塗布するというもの。縮毛矯正の薬剤に比べて髪への負担が少ない酸熱トリートメントと上手に組み合わせることで、継続的にキレイな髪を維持していこうという考えから生まれた施術です。

この縮毛矯正と髪質改善トリートメントを組み合わせるという方法、ヘアダメージが気になっている方には特におすすめです。髪質改善を意識して縮毛矯正をやってみたいと思ったら、まずは美容師さんに相談して自分の髪質や状態を確認すること。

そしてメリットとデメリットを把握した上で、自分の髪に適した髪質改善を選んでみることが大切です。梅雨の時期が始まるこれからの季節にもちょうどいいヘアケアですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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専門的な美髪改善の知識・技術の認定を受けた、オーダーメイドのヘアケアプログラムを創ることのできる、美髪のスペシャリストです。